みちのくの旅Ⅵ<日本三景>松島湾島めぐり
松島湾・沖遠島のカモメ

松島湾には大小260の島々が浮かぶ。日本三景の一つである。
260の島のうち有人島は桂島、野々島、朴島、寒風沢島、宮戸島の5島あるが、中でも宮戸島は面積7,3K㎡、島の周は15キロあり、鳩ケ谷市より大きい。人口は1200人で小学校もあるという。
島の人たちは、半農半漁で暮らしをたてている。島の最高峰は大高森で山頂からは、石巻湾、牡鹿半島、蔵王連峰、栗駒山などを望むことができ、大高森は松島四大観の一つである。
また島の東南端にある嵯峨渓は、松島湾の女性的な景観とは対照的に男性的であらあらしく、岩手の猊鼻渓(げいびけい)、大分の耶馬渓(やばけい)と並んで日本三大渓の一つとされている。
松島四大観とは、富山(とみやま)の麗観・扇谷(おおぎだに)の霊観・大高森(おおたかもり)の壮観・多聞山(たもんざん)の偉観のことを言うそうだが、松島湾に浮かぶ260余の島々を一望できる名所、東西南北角度の違った展望は、それぞれに趣のある表情を見せてくれるという。
ホテルの目の前に、松島湾島めぐりの遊覧船五大堂発着所がある。我々一行4人は、ここから貸切小型高速船に乗り込みDコース1時間の島めぐりを楽しむ。
遠くに福浦島にかjかる朱塗りの架け橋を見ながら屏風島から雄島の間を抜け、布袋。毘沙門・恵比寿・大黒など七福神の名のつく島をぬって、最南端のかぶと島、よろい島を左右に見ながら奥入江の松島四大観の多聞島、さらには沖遠島、寒風沢島(さぶさわじま)の奥松島の手前を迂回し、五大堂船着き場へと引き返す。
点在する島々の名の謂われなどを船頭さんが説明してくれるのだが、260もある島々を見るのが精一杯で、説明など一向に耳には入らぬ。ただ途中千貫島の沖を通過するとき、その昔伊達政宗が、その島景のあまりの見事さに、だれかこの島を青葉城まで引く者あらば銀千貫の褒美をとらすといったとか、何故かそんなことが耳の底に残るばかりである。
1時間コースの島めぐりも、あっという間に終わり、一行は次の目的地瑞巌寺へと足を向ける。
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